当院では、皮膚のメラニン色素異常に対するレーザー治療を行っております。
治療後はお化粧をしてお帰り頂けます。
レーザー治療とは
茶あざ、黒あざは皮膚の中にあるメラニンが異常に増殖していて、その部分を皮膚表面から見ると茶色や黒色に見える病気です。レーザー治療は、色による光の吸収の違いと1億分の数秒の間に数メガワットという強い光の熱作用を利用し、あざの原因であるメラニンを壊します。従来、あざは皮膚を切り取って縫い合わせたり、ドライアイスを当てたりする治療が行われていましたが、精神的にも身体的にも負担のかかる治療でした。
そして、今まで適切な治療法がなくあきらめていたあざを、レーザーで安全に治療できるようになりました。
正常な皮膚組織をほとんど痛めません
- 治療の際に出血したり傷跡が残ったりする心配がありません。
- レーザー光線はX線と異なり、赤外線・可視光線領域の波長の光なので安全です。
- レーザー照射時の痛みは、輪ゴムをはじいた程度の痛みです。塗り薬による麻酔もありますのでご安心ください。
外来通院で治療できます
- 個人差がありますが、浅いシミや小さなホクロなどは1回の治療で済みます。深いシミやあざなどは、2~3ヶ月以上の間隔で平均3~5回の治療を行います。
- 1回の照射は一瞬なので、小さなホクロなどは1~2分程度、大きなあざは15~20分程度で終了します。
赤ちゃんから治療可能です
- 成長とともに患部が大きくなる前に、新陳代謝の盛んな赤ちゃんのうちに、治療を始めるとより効果が上がるとされています。生後5~6ヶ月以上であれば治療は可能です。
- 妊娠中はホルモンの影響でシミが濃くなりやすいので、出産後に治療を受けることをお勧めします。
使用するレーザー機器
MedLite(メドライト)は、ConBio,A Cynosure Company社(米国カリフォルニア州)が製造する、高い実績と信頼を誇る「政界最高水準のQスイッチYAGレーザー」です。 医療で使われるレーザー機器にはいろいろな種類がありますが、このQスイッチYAGレーザーは、皮膚科・形成外科ではとてもベーシックなレーザー機器で、しみやあざ、刺青などに対し、世界の医療現場で使用されています。